えっとですね。武道館で高橋愛を見た感想を書こうと思ったんですが、今回は愛ちゃんのダンスについて書こうとか
思っていて、そしたらてってけさんが今日の更新でサラッと端的に分かりやすく書いていらっしゃるので、それを回りくどく
もって回った言い回しで余計な比喩も交えながら文章にしようと思っていた僕の心は儚くも挫けてしまいました。



てってけさん(http://d.hatena.ne.jp/tetteke/20050509#1115639374


>横から見る愛ちゃんはなんて軽快に踊ってるんだ。サブステージを重さを感じさせずに動いてる。
>なんか、小鳥みたいだなって思いました。



ありがとうございます。「重さ」「小鳥」までカブりました。さようなら旅に出ます・・・。



>今日は軽めの更新で。



てってけさんの「軽めの更新」が僕にとっては「マジ更新」・・・。



・・・悲しいから週末春江に行きたくなってきた。  ←でもお金ないから多分ハロショに行くの




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僕は今回のコンサートツアーで、ずっと「愛ちゃんの笑顔を見よう」と、それをなるべく意識してコンサートを見てきました。
愛ちゃんは、いろいな曲で、いろいろな笑顔を見せてくれました。それは幼い笑顔だったり、大人びた笑顔だったり、
憂いを帯びた笑顔だったり、微笑んだり、はにかんだりと、僕が求める笑顔以上の笑顔を僕に見せ続けてくれました。




そして、武道館で僕に見せてくれたもうひとつの笑顔が、ダンスでした。ダンスが、笑ってる。そんな気がしたんです。
てってけさんも書いているように、重量を感じさせない、フッと浮き上がるような体の動きが、まるで曲が作り出す笑顔を
そのままに表しているような印象を僕に与えていました。




武道館の最終日の夜、僕はスタンド席2階の、それもかなり後方からコンサートを見ていました。会場の中では一番遠い場所に
近かっただろうと思います。センターステージは言うに及ばず、サブステージでも表情を捉えるのは難しかった。
でも、そこから見る愛ちゃんのダンスはしっかりと笑っていました。愛ちゃんのいる場所だけ重力が何分の一かになってるんじゃ
ないか、って錯覚するくらいに、そして、はしゃぐように、何かと戯れるように踊っている。




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確かてってけさんはいつかの更新で、「遠くからでも表情が見えるような演技をしなければいけない」みたいな事を書いていた
と思います。いつの更新だか思い出せないのでこういう書き方じゃなかったかもしれませんが、
一番後ろからでも、何をしようとしているのか観客に分かってもらえるような演技を心がけないといけない、とか確かそういう
内容だったと思います。




武道館の後ろから高橋愛を見ていて、僕は愛ちゃんが、ダンスに関してある種の通過点を越えているんだな、と感じました。
遠くからじゃ何してるか分からないという段階はもうとうに過ぎていて、少なくとも今はその動きが表現しようとしている
感情を遠くからでも確認できる、そんなポイントまで来ている。そう感じました。
それはずっと前からそうだったのかもしれませんが、僕が頭の中ではっきりとそう認識したのは、武道館での事でした。




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・・・という内容を書こうと思っていたらてってけさんに軽く書かれていたのでこれから部屋の隅で膝を抱える予定にしてますが、
とにかく、僕が今回のコンサートで求め続けて来た「笑顔」。
その「笑顔」を、武道館で、そしていつもとは違った形で確認できて、僕の今季のコンサートツアーは、個人的にとても
充実感の残るものになりました。




多分、高橋愛を見た感想を書くのも、今回のツアーではこれが最後になると思います。振り返っていろいろ書くのはもちろん
書きますが、見て、はい感想、という書き方は、今回はこれで最後だと思います。
今度書くのは、秋になるのかな?それまでにもっと文章がうまくなってて、もっと愛ちゃんについていっぱい書ければいいなって
思ってます。もっと見えるはずだし、もっと書けるはずだし。




・・・って力を入れ過ぎるとまた頭が沸騰してくるので、ちょっと力を抜いて。
ひとまず、素晴らしい思い出を数限りなく僕にくれた高橋愛さんに心から感謝して、拙い感想を終わりにします。