□  一周年


この「はてなダイアリー」で日記を付け始めてから、今日で丸一年になります。
物凄く早い一年間でした。基本的に歳を取るにつれて時間の進み具合は早くなっていくものですが、
この一年は「日記」が「歳」の背中を後押しして走らせる形になって、進む速度は2倍にも3倍にも感じられました。
走るのは不得意なので時々つんのめりながら、転びながら、それでもなんとかここまで辿り着きました。




「日記」を始めてから、僕の生活は様相を一変しました。最初書き始めた時に将来のビジョンがある訳ではありませんでしたが、
これほど自分の人生に深く食い込んでくるとは全く考えていませんでした。
「もし日記を書かなかったら〜することはなかっただろう」
この「〜」の部分があまりに多すぎて書ききれないくらいです。それくらい僕にとってはエポックメイキングな出来事でした。




毎日がそれなりに真剣勝負でした。特に去年、サイトを「高橋愛以外については書かない」という方向に決めてからは
正直言って、気の張りつめる日々が続いています。いくら気を楽にして書こうと思っても、書けないんです。
出来ないんです。出来なかった。アドバイスを受けて、楽に書いても数日と持たなかったんです。
最近は半分諦めています。僕はこの場所でリラックスする事は多分出来ないんでしょう。




僕は元々、文章が上手ではありません。今だって上手と思って書いては、全くいません。僕は文章、下手です。
一文が出てくるのにとても時間がかかります。しかも僕はこの日記を書く時に、すごく言葉を選びます。
思った事をそのまま出す文章は、ほとんどありません。必ずフィルターを通します。
「オリジナリティ」というフィルターです。




以前コンサート後の飲み会で誰かに喋った話ですが、僕はこの日記が読み手を限定しているのを自分でわかっています。
高橋愛以外のメンバーについては書かない。それにこの文体は、嫌いな人は絶対に嫌いなはずです。
葛藤は周期的に訪れます。他のメンバーについても書こうか。文章ももっと普通に、平易にしようか。
そうすればもっといろんな人に楽しんでもらえて、輪も広がって行くだろうと思います。
でもこうやってキーボードに向かうと、むきになったように高橋愛への言葉を探し始めている自分がいます。




多分ここは、『日記』でも『テキストサイト』でも『ブログ』でもなくて、
『ラブレター』なんだと思います。
文章の内容、そして文章の構成、その全てを自分にしか出せない形にして、この日記の存在、その全体で、
「好きです」と表しているだけの、ただのラブレター。



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だからそんなサイトをこの一年間で思いもよらない程たくさんの方に読んでいただいて、ただただ恐縮するばかりです。
下のアクセス数を見ると74000を越えているみたいです。この半分でも僕は凄く喜んでいたと思います。
分かりにくい、見にくい、読みにくいサイトを辛抱強く支えて下さって、心から感謝します。ありがとうございます。




ただ、これだけはお約束します。
高橋愛への想いを、心を込めて書く』
これだけは、絶対にお約束します。



もしどなたかが数ヶ月何処かへ旅立たれて、そこから帰って来た時に「誰かの想いを見たいな」と思われたら、
そこでこのサイトを思い出して頂いても決して幻滅させたりはしません。




ここには高橋愛への想い以外に何もありません。永遠にありません。