僕の家の近くには川が流れています。大阪に住んでるといっても都心部から離れた郊外なので、郊外でよく見られるような
河岸がブロックで固められてススキの揺れる川原があって、という普通の川です。



家から駅までの道のりの中に、その川を渡る橋があります。何も特別な形も仕掛もない、ごく普通の橋です。
普通の川にかかる普通の橋。でもそこから眺める景色が僕はすごく好きで、だからいつも家から駅までは歩いて
往復することにしています。距離は結構あるんですが、それでもその景色が見たいし、歩けばバス代とかもかからないですし。



今日も都心に出るために駅へ向かいました。いつもと同じ道順で、いつもと同じようにその橋に差しかかって。
ふと川原の方を見てみると、



白くて大きな鳥が2羽、フワッと川原から浮き上がって飛び立ち始めました。



「あっ! 白鳥!?」



てってけさんの日記の『もし鳥になるとすれば何?』の部分で愛ちゃんが「白鳥」と言っていたのを覚えていたので
その時飛び立った鳥が僕には白鳥にしか見えませんでした。僕は鳥に全然詳しくないから、白くて大きな鳥といえば
白鳥か鶴か、ぐらいしか思い浮かびません。だからもう、あれは白鳥ということにしておこうと思います。




僕はしばらく、飛んで行く鳥の行方をただずっと見続けていました。




CDウオークマンから流れてくる、高橋愛の『ふるさと』を聞きながら。










(てってけさんにトラバしてないのはキモ文だからだYO。コッソリ書いてるんだYO。)