昨日は名古屋のコンサートに行って来ました。なので高橋愛を見た感想を書くつもりなんですけども、今回は2曲だけに絞りたい
と思います。1曲を1日ずつで2日間。3日目に紀行文を書くつもりでいます。福井の感想文みたいに一気にいっぱい書こうとすると
書くこといっぱいあるわ時間がないわで焦りまくって、その結果納得いかないままアップしてパソコン窓から放り投げたくなるのが
ようく分かったので。ちょっとゆっくり書いてみようかなと思いました。
今日の感想はネタバレになります。明日の感想はもう書いちゃって大丈夫なのかな?
『Shall We Love?』にする予定です。













今日は『声』について感想を書きます。夜公演での愛ちゃんです。
僕は福井で2公演、滋賀で1公演、そして名古屋の昼公演、と4回の愛ちゃんを夜公演前に見ています。




夜公演での愛ちゃんの表情は、それ以前に4回見た愛ちゃんの表情とは少し違っているように見えました。
今までよりも明るみがかかっていて、嬉しさや愛しさをより前面に出しているような表情。
笑顔の率がより多くなっていて、でも今までのように憂いもちゃんと含んでいるその表情は、それを見た瞬間僕に
「柔らかい笑顔」という言葉を思い起こさせました。今までもそう感じてはいましたが、笑顔の率が多い分、
この夜は「やわらかい」という印象をより強くさせました。
その笑顔は僕が見たいと思っていた笑顔で、だからこの表情はすごく心に残っているんです。




『声』は、アルバムが出た時に「ダントツに好き」と日記に書いた曲です。それは今でも変わらなくて、だからそこで見せる
高橋愛の表情はやっぱり好き。今回のセットリストの中でどの曲の表情が一番好きかと聞かれたら『声』と答えます。
少し遠くを見るように瞳を動かすその表情。まるで誰かを思い描いているかのように歌うその表情は、それを見る度に
心が締め付けられます。
そして夜公演では、更に心を締め付けられる「視線」を見ることができました。いつもそういう視線をしているのかもしれませんが、
僕が見えたのは昨日のことでした。




フッと、愛ちゃんが視線を右に流したんです。客席から向かって左手に。
愛ちゃんはステージの右側中段あたりで座りながら歌っています。彼女が座っている右側、僕らから見ると左側には、
少しだけ余裕を取ったスペースがあります。
愛ちゃんの隣に、誰かが座ることのできる空間があるんです。




愛ちゃんは、そこへ向かって視線を投げたんです。
「電話で話してる 声も 真横で聞く 声も」この歌詞を歌っている時に。




「真横で聞く」を歌いながら、少し伏せ目がちに、なにか恥じらうかのように、その誰かを見ようとしていました。
もう、胸が張り裂けそうになった。
その誰かが現実の者であれ仮想の者であれ、愛ちゃんのその仕種があまりにもリアリティに溢れていて、息を飲まずにはいられない、
そういう、言ってみれば若々しい色香、とでもいうべき表情を見せてくれたように感じたんです。




その表情を見て胸が張り裂けそうになったのは確かに事実です。でも同時にすごく嬉しくもなりました。
人の心をこれほどまでに締め付けてしまう表情を作り出すことが出来る高橋愛に対して。
ただ目を真ん中から右へ動かすだけならそれは単なる眼球運動です。視線の微妙な動きや体の動きや角度、そしてそこに乗せる
「歌声」。そういう全てのあらゆる「表情」が重なり合って、僕の心は締め付けられていったんだろうと思うんです。
だから、まあ正直その現実だか空想だかの相手に対してブレーンバスター喰らわせてやりたい気持ちはそりゃあるにはありますが、
それよりも、愛ちゃんが常にその表情を変化させている、そしてそれが更に深いものになっていってることがとても嬉しい。




この「視線」の部分に限らす゛、愛ちゃんはこの曲で終始「愛」を感じさせる表情をしていたように見えました。
その印象は、最後のフェイクを歌い終わる時まで続いて、曲が終わった時に僕は大きく溜息をついていました。
今まで見た『声』の表情の中で、一番好きなのが、この夜の表情です。








以上が『声』の感想です。
昨日の公演で高橋愛の新たな表情を見ることができて、正直夜公演はどうしようかなあ、と思ってたんですが(時間的に帰りが
遅くなるので)やっぱり行ってよかったと思ってます。そして、もっと行きたくなりました。これからも愛ちゃんはいろんな表情を
見せてくれる、そう確信しているんです。だから、もっとコンサートへ行きたい。




次のコンサートは仙台で行われるみたいですが、さすがに仙台はなあ・・・。
遠いなあ・・・。
大阪のコンサートまで、膝を抱えて待つとするか・・・。