コンサートで「いいなあ〜」と思いながら見ていたメンバーについて書いてます。
今日はれいなについて。僕はれいなの声がかなり好きです。




僕がタイプとして好みなのは地で太め、そしてハスキーな声です。
ただ、今までのめり込んで聞いたヴォーカリストが全員そういう声質の持ち主、ではありませんでした。
れいなの声も同じで、好みではないはずなのに好きになりました。




れいなの声にはドライヴ感というか、疾走感というか、声にテンションがあるというか。
ラストキッスでの主旋律やシャボン玉を聞いていると「気持ちが走ってるな」と感じさせる歌声を聞かせてくれて、
こちらの気持ちもつい走ってしまいます。安定した歌唱力と多少声が上ずっても感情を思い切り放出させている歌と、
どっちかひとつを選べ、と言われたら僕は後者を選びます。
れいなは、特にマイナー調の歌ではそうやって僕が好きな歌い方をしてくれます。




代わって、かわいらしい曲や明るい曲の時は、高い声だとそのまま可愛らしい声になりやすいから、れいなの声はそのままはまります。
ピョンピョン跳ねるように踊ってウインクして、という愛らしいしぐさそのものの声をれいなは出します。
そういう歌も、しっとりとした歌も激しい歌もちゃんと歌いこなせるという点で、やはり彼女は稀な資質を持った人なのだと思います。
その資質、つまり声自体の天性、そして声に気持ちを乗せられる天性が、人一倍の努力によって一段と花開いていったのが、
ここ数ヶ月の彼女だったように思います。