今日でラストキッスの更新は最後です。大阪の公演で高橋愛を見た感想を書きます。
で、毎回書いてますが、僕の目はもんのすごいフシアナです。極度の近視でコンタクトのパワーは−11.5ですが、
フシアナ度合いもマイナス11.5です。なので解禁になったボジョレー・ヌーボーを飲みながら「はいはいそうそう」
とでも思っといてもらえれば十分です。はい。




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大阪公演の前は三重県の桑名で見たラストキッス。桑名を終えた時点で、僕が見た回数は7回でした。
遠い席ばかりで基本的にはモニターが頼りでした。でもモニター越しの愛ちゃんを眺めていて、ふと思ったことがありました。
「愛ちゃん、この曲、あんまり瞳を閉じないで歌ってるのかな」です。




歌手にもよりますが、感情を込めて歌っていて感極まってくると自然と目を瞑ってしまう人がいます。
愛ちゃんはこの曲で大人びた笑顔を見せたり、悲しげな表情をしたり、いろいろな表情を見せてくれていて、
でも「感極まって自然と目を瞑る」というのを見た事がありませんでした。それは、僕が1番好きな愛ちゃんの表情なんです。




笑っているとか泣いているとか、そういう表面的な表現は突き抜けて、曲と彼女がひとつとなった時に見せてくれる表情。
軽く瞳を閉じて顎を少し上げ気味にして、顔を汗で光らせながら歌う高橋愛
多分僕が1番見たいのは、彼女の『生』あるものとしての煌きや輝きなのだろうと思います。
それを1番感じさせてくれるのが「瞳を閉じて歌う、恍惚とした表情」でした。




大阪で、僕はそれを見ることが出来ました。何回も書いてますが、ラストキッスはコーラスを多用します。
常にパートナーの事を考え、パートナーとの距離を測りながら、なおかつ自分のパートで表現をしていかなくてはいけません。
3人が織り成すハーモニーはしっかりとしたものになっていて、愛ちゃんの表情も更に複雑に豊かになっていました。
自身のパート部分の歌声も、最初に比べて格段に軽やかさ、そして激しさをを増して、「高橋愛ラストキッス」を作り出していました。
最近オリジナルの「ラストキッス」を聞きましたが、もう別の世界です。




そしてそこから更に、上で書いたような「瞳を閉じて歌う」表情を見せてくれたんです。
僕が大阪公演を見終わってから落ち込んで、サイトを休止しようと考えて、次の日逆に毎日書いたるわい、となったのは、そのためです。
曲に要求されたタスクをこなしてそれだけに留まらず曲と一体となっていく彼女を見て、これから先の公演では何を見せてくれるんだ、
なんでそれを見れないんだ。なんでそれを見ないんだ。と思ったからです。




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これでこの曲の更新は終わりです。この秋ツアーで僕が入ったのは10公演。来年はその数すら入れるかどうかわかりません。
この3日間のような書き方ができるかどうかもわからないので、ちょっといっぱい書いてみました。
こういうのは書いていて全く楽しくないです。ひたすら疲れます。でも、来年もこういうの書けるくらいコンサートに入りたい。