tombouze2005-12-10






今日は宝塚の観劇に大劇場へ行って来ました。劇場の他にも2ヵ所回ったのでそれも含めて印象を書きます。
その前に、僕は3日くらい前から持病の膝痛が久しぶりに出てしまって(今回は右膝)椅子に座って舞台を見るのがかなり苦痛でした。
昨日は丹後へ社内旅行にバスで行ってたんですけどその時は座席から通路へ足を投げ出すように座らせてもらってました。
劇場内でそれはさすがに無理なので特に公演の後半部分は痛みで頭がボーっとしてるような状態でした(足曲げてると痛む)。
立ち上がって足を伸ばしてればそれほど痛みはないんですが。そんなだったので公演自体の感想は本当に印象だけしか書けません。




といっても今回は舞台以外でびっくりする事がいくつもありました。独特の世界、というか文化、というか。
まず街並みが見事に「宝塚」。宝塚駅から宝塚大劇場までの道のり数分間、見える建物がほとんど「宝塚大劇場」風に統一されてました。
上の写真が大劇場です。で、その後ろにそびえ立ってるのが新しく建てられたマンションみたいで、
見てもらえばわかるように「大劇場」と同じような、白っぽい壁に赤茶けた屋根をしょってます。
他の建物もそういう形式でほぼ統一されていて、その周辺一体でなんとなくアンティークっぽい雰囲気を醸し出していて、
まるで別世界みたいになってました。




劇場について入り口を入るとまたびっくり。僕は「フードコート」がある劇場に始めて入りました。
ちょっと大きめのスーパーに「ラーメン」「うどん」「カレー」とか並んでるとこがありますよね。
あんな感じの軽食を食べる所がいきなり現れて、あと、いろいろと売ってる店が並んでいて、それはグッズを売ってる店なんですが、
グッズじゃなくて普通の書店とか薬店とかクリーニング店に見えてしまいそうでした。
そういう印象を持つ理由は客層があって、年配の女性が相当数いらっしゃいました。それに続いて若い女性。
思っていたよりは男性もいました。




チケットの半券を切ってもらって劇場内に入るとそこはやっぱり劇場っぽい。
でもやっぱり見た事がない部屋があったりとか。食事を取るための大広間みたいなのが幾つかありました。
宝塚へは団体ツアーで来ている人達も多くて、そういう人達が会社で広間を借り切って、本公演とレビューとの『幕間』に
幕の内弁当を食べてました。個人で来てる人達はロビーでサンドイッチをパクついてたりしてました。
なんか周辺の出来事ばかり書いてますがそれくらい未体験の世界だったんです。




ホールに入って自分の席についてからはしばらく、幕の下りた舞台をじっと眺めてました。
ここが愛ちゃんが憧れていた舞台なのか、と思うと、どうしてもいろいろと考えるともなく考えてました。
小学校低学年くらいの女の子がちらほらと散見されて、いかにもバレエをやっているような、というかそう見えてしまうんですが、
スラっとした体型の子が目の前を通り過ぎたりすると、「そうか・・・」と自然と重ね合わせたりとか。
それからまた舞台に視線を移して。
愛ちゃんは『舞台』を目指していたんだ。という事をあらためて納得したような気分になりました。




そして公演が始まりました。本当に膝痛が出てしまったのが残念です。すごく面白かったので痛みがなければもっと楽しめたはず。
男役の人がカッコいい。これ、やっぱり僕はオトコノコなのでどうなんだろうと思ってんですが確実に僕よりも男らしい。
女役の人はとびっきり女性っぽくて。男らしい部分と女らしい部分をデフォルメ、というか突出させて作り出している世界、
という印象を受けました。僕の見た公演は花組の「落葉のパレルモ」。イタリアを舞台にして、
19世紀半ばと20世紀始めの2つの時代の恋愛物語が交互に出てくる(主は19世紀)という作り方。テーマは「恋愛」。
「純愛」と言うべきかな。とにかく、愛。 愛を突出させるために舞台のあらゆる動きを突出させている、ように思いました。




だからそこは全く非日常の世界です。だからこそ深くのめり込めるのかも。宝塚ファンの心を掴んで離さないのはそういう、
「そこだけでしか見れない世界」をこの上なく大切なものと感じているからかもしれません。
宝塚に限らず舞台を見に行くのはたいてい「そこだけしか見れない」ものを見に行くためですが、宝塚の場合は更に一段、
その動機付けが強いように感じました。本当にあそこでしか見れませんから。
一回見ただけで偉そうな事はなんも言えませんが。あと、ダンスはもう、素晴らしい。「ああ、ダンス見たなあ」という気持ちなります。
レビューの時にステージいっぱいに横並びになって繰り広げられたラインダンスはもう感動ものでした。
「うわあ、一糸乱れぬ足上げだわこりゃ」、みたいな。




印象としては、こんな感じで。席はかなり後ろのほうでしたが十分堪能できました。あと、ホール内は以外とモダンな作りでした。
歴史があるので設備も古いのかと思ってましたが、空調なんかも全く問題ありませんでした。
今度は膝の調子がいい時に再チャレンジしに行きたいです。ほんと、面白かったです。



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あと、宝塚大劇場の近くにある施設1ヶ所とお店1ヶ所について。



・ 手塚治虫記念館(http://www.city.takarazuka.hyogo.jp/tezuka/


これが大劇場のすぐ近くにあったので見学しました。
来年行われるミュージカル『リボンの騎士』についての情報がないかな、と思っていろいろ見て回ったんですが、
見た限りではありませんでした。鉄腕アトムとか、鉄人28号とか。あれ?鉄人28号って手塚さんじゃなかったような・・・。
でも、漫画の好きな方や手塚さんが好きな方ならこたえられない内容の資料館じゃないでしょうか。
漫画の初版本みたいなのがいっぱい置いてあって、あと、手塚さんが少年時代にスケッチした蝶の絵が展示されてました。
この蝶、最初見た時写真かと思った・・・。めちゃくちゃうまい・・・。




・  神戸屋レストラン


先月「宝塚見に行く」と更新したらかっしーさんがコメントをつけてくれて、以前、さくら組のコンサートの神戸公演で、
MCなんかで愛ちゃんがやたらと、



川*’ー’)<神戸屋キッチン! 神戸屋キッチン



とロリ声で連呼していたらしくて、というわけで神戸屋に行って来ました。宝塚店があるんです。
ただ、神戸屋には神戸屋キッチン神戸屋レストランがあって、宝塚店は神戸屋「レストラン」です。


http://www.kobeyarestaurant.co.jp/  ←神戸屋のHP


宝塚店と言っても宝塚駅から2駅先の逆瀬川駅が最寄りです。





外観の写真は撮りました。食事に中に入ってメニューとか料理とか撮っていいか聞いたんですが、それは断られました。
で、メニューを見ると、高!  愛ちゃん・・・ちょっぴり高いよここ・・・。
でもここはせっかくだし、奮発して、


http://www.kobeyarestaurant.co.jp/menu/kansai_s/standard_chef.html


これの『神戸屋スペシャルセット』を頼みました・・・。  2310円・・・。  でもすっげえフォアグラ付いてるぜ!