前回に引き続いて、ミュージカルを見て印象に残った部分を。
・楽譜
いやこれはミュージカルと直接関係ありません(笑)。ミュージカルでもコンサートと同様にグッズがいろいろ出てたんですが、楽譜があったらいいなあ、とか、どんなグッズがあるかわかる前から期待していた、とまあそれだけの話なんですけども(笑)。
ミュージカルのソングセレクションCDに台本が付いてたじゃないですか。その台本の最初の部分にメンバーの写真とか載ってるじゃないですか。その中に見開きで楽譜が一面に載ってるページがあるんですよね。その見開きの一番上に乗っかってる「M29 リボンの騎士」っていう楽譜を見ると上の方のテンポ表示が「♪=72」の72に斜線を引いて74になってたりとか、なんか試行錯誤しながらミュージカルの練習が進んでいったのが見えるみたいで、この訂正とかも込みの楽譜を買えたら嬉しかったなあと思いました。ちなみにグッズは愛ちゃんの写真とミュージカルのDVDを買いました。
・かしまし6人娘
と、自分で勝手に言ってるだけです(笑)。淑女の6人がフランツ王子を追っかけ回す場面。あの色とりどりの綺麗なドレスを来てワイワイガヤガヤ楽しそうな6人を見てるだけで和みました。すごく可愛かった。
こういう「可愛い」というのは、宝塚ではなかなか出せない部分なんじゃないかなと思います。この場面だけじゃなくて、冒頭の天上界の部分で「ウエーン」と泣いたりとか、リューとリジィエがピコピコした音楽に乗せてテケテケ階段を駆け下りて来たりとか。
「カッコいい」とか「美しい」といった面では宝塚に分があるのかもしれないけど、「可愛い」となると、我が軍は基本的にそれでメシ食っとる訳でして(笑)、基本的に宝塚を下敷きにしながらも決してエピゴーネンには陥っていない『リボンの騎士』独自の楽しさがそういった面にも表れているんじゃないかなと思いました。
ミキティのヘケート
巷では「ヘケティ」と呼ばれているそうで(笑)。
ひたすらカッコいい、というか、スタイリッシュといったほうが良いのかな?
大臣との会話の時に階段からスタスタッと降りてきて、少し前傾気味で歌を歌う所はすごくカッコいいと思ったし、サファイアから魂を奪い取る場面では、冷酷な愛への欲求を少しダルな動きの中に見事に表現しているような気がしました。ちょっと、桃井かおりさんっぽいかな? みたいにも感じました。
この人の存在感は、やはりこのミュージカルにはなくてはならないものだったと思います。確かにミキティと魔女だと、確か本人も「そうだと思った」みたいな事を言ってたと思うけどハマリ役といえばハマリ役。でもこのミュージカルの魔女は、というか魔女ってだいたいそういう背景を持っているのかもしれないけど「悲しみ」とか「はかなさ」を併せ持っているので、そこをちゃんと表現しているヘケティさんはさすがだな、と思いました。
一応次の更新でミュージカルの話はおしまいにしますが、他にもいろいろ「楽しいな」と感じた事があったので、機会があればまた書きたいと思います。