モーニング娘。のコンサートを見た感想in大阪の続きです。
英語から思いっ切り遠ざかってるのでこの場合の前置詞がinで合ってるのか全く自信がありませんが、今日は2人が歌っているあの曲を聴いた感想を書こうと思います。
例によって、隠れます。
『声』について。
昼の部と夜の部で、どちらかが歌い、どちらかが踊る、という形になっていました。
「どちらかが歌う」形で思い出すのはやはり、去年の春ツアーで歌った『ふるさと』です。
『ふるさと』の時もそうでしたが、今回の『声』も、愛ちゃんの『声』、ガキさんの『声』と、2人がもたらしてくれる異なる世界を楽しむ事ができました。
その楽しんだ「差異」について、前回の『ふるさと』とは違った部分で感じたかな、と思っています。
前回は、愛ちゃんの個性的な歌い方、ガキさんの飾りのない歌い方、と、「歌い方」で差異を感じていたように記憶しています。今回は、もちろんその部分もありますが、どちらかというと、2人の「声質」に対して差異を大きく感じました。
これは、月並みな言い方をすると「歌が上手くなっているから」じゃないかな、と思いました。
ミュージカルの時に箙かおるさんの歌唱を聴いて、あまりの素晴らしさに開いた口が塞がらなくなった方はかなりいらゃっしゃるかと思います。その時に、「すごい声だ」と思った方は多かったと思いますが、「歌が上手い」と思った方は、どちらかというと少なかったんじゃないかな、と思います。特に、最初の段階では。
その人の持つ「声」の魅力を最大限に引き出すための、声楽の訓練なりテクニックですから、実際は箙さんはその点でとても長けていて、結果的にあのような素晴らしい歌声を作り出しているんじゃないかなと思います。
次回に愛ちゃんについて書く予定でいますが、彼女の歌い方は去年の『ふるさと』ほど個性的ではなかったように思います。ガキさんの場合は逆に、今回の『声』では歌い方に大人びた節まわしを付けたりと、『ふるさと』の時よりも個性的になっているように思います。端的に言って大阪で2人の『声』を聞いた感想は「『ふるさと』の頃より、2人の歌い方が似ている」でした。
それでも、それぞれの世界の差異を感じる事ができたのは、「声質」の魅力が前回よりアップしているからじゃないかと思いました。これは、ミュージカルの練習で「声を出す」訓練を長期間に渡って続けた努力がそのまま表れているんじゃないかなと、つまりは、去年より確かに「歌が上手くなっている」と思いました。
彼女達がこれからも「歌声」作り続けようとするならば、その声質により磨きをかけて、更に個性とする事を要求されていくんだと思います。なんか、文章に「思います」ばっかり出てきて甚だ申し訳ないんですが(笑)、ミュージカルで得たものを如実に感じさせてくれたのがこの『声』で、あの夏、彼女たちは、確かにかけがえのないものを手に入れていたんだな、と、思います。